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2021年12月23日 (木)

今年の一枚2021

20211223a子供の頃、多くはありませんでしたが、父の運転で遠くの親戚の家に出かけることがありました。
帰りはいつも夜になって心細い気持ちになったのを覚えています。
リアシートに座る私は心地よい振動に揺られ、眠りにつくのですが、ウトウトとしたかと思うと、曖昧な意識とともに目覚め、また眠りに落ちる。。
気がつくと、同じ景色が繰り返されているようなカーブ、そして遠くのヘッドライト。
まだ遠くいつ着くのか分からない道中。次に目が覚めたときは、家の布団の中でした。
今の私は父の時より数多く家族のドライブを重ねていて、同じように子どもたちは眠りに落ちては目覚め、寝ぼけたまま会話に入り、陽が落ちていき、闇が訪れ、交差点の街灯、遊戯店の派手なネオンライト、山の中にぽつんと灯る明かり、気がつくと遠くの山小屋の寝袋の中。
おそらく睡眠と覚醒の境界のない記憶となっているでしょう。
そんなことを思い出しながら、らしくなく自分語りをしてしまいましたが、今年の一枚はAvalanchesのWe Will Always Love Youです。
まぁスペーシーですね。それでいてメランコリックで切なくなります。
どんな人でも人生においていろんな選択をしてきていると思いますが、小さい時を振り返ると、今の自分になることなんて想像していなかったことが多いと思います。
選択するたびに、その数だけ「選ばれなかった未来」が存在するわけで、その果てしなさに気が遠くなります。
Avalanchesのこのアルバムですが、全25曲あり1時間を超えますが、ある意味縮図であったり希望の光だったり、ないまぜとなった得も言えない感情になります。
私はというと、夜になると自動的に眠くなるような歳になり、夜中に思い悩むことなど少なくなりましたが、子供たちはこれからです。
まぁ心の中でエールを送るにとどめて、今年の一枚ということにしておきます。

 

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