今年の一枚2014
師走になりました。
毎年思うのですが、年末に近づくと何故だか優しい気持ちになるような気がします

クリスマスやら年賀状やら何やらで、人に思いを馳せる時間が増えるからでしょうか。
そんな中ですが、今年の1枚
はSam SmithのIn The Lonely Hourです。グラミーのノミネートにもなっているので説明不要なくらい有名な人ですが、22歳の若さにしてこの老練とも例えられそうな表現力を持っているのには、正直驚かされました
。
それでいて、奇妙な完全さというか、いびつな様式美みたいな危うさを感じさせるのも、惹きつけられる要素なのかもしれません。


それでいて、奇妙な完全さというか、いびつな様式美みたいな危うさを感じさせるのも、惹きつけられる要素なのかもしれません。
このアルバムは、今年の夏休みにログを建て始める時に、「旅のお供に」と、買い求めたものでした。
一日の作業が終わって、お風呂への往復に何度も聴きながら、先に予想される難行を思い途方に暮れた気持ちになったものでした

遠くに牛舎の明かりを眺つつ、広くはない夜の山道を毎日クルマを飛ばしていると、一日の終わりには必ず闇がやって来るという、当たり前のことが繰り返される那須の荒野の中で
、これからどう進めたらいいんだろう?という漠然とした焦りに浸されていたりしたのを遠い過去のように思い出します。

こうして振り返ってみると、公私両面で失敗はたくさんしましたが、何とかなっているようなので、ひとまず安堵するわけなのですが、年末になり、毎年のこのタイトルを書くに及んで、何やらこの一年を思い返す運びになったわけです。
まぁそんなことよりも、年末が現実に近づいてくると、ワタシは休みが待ち遠しくてしょうがないのですが、Over50というビッグイベントを経て歳を取ったのか、何回か寝て起きれば必ずその日はやって来るから過剰に待ち焦がれることはないということがようやくわかるようになりました

言い直せば、何かの繰り返しが成長を約束してくれた時期はとうの昔に過ぎてしまって、繰り返しは単に繰り返しでしかなく、消耗にしか繋がらないという、まぁ当たり前ですがツマラナイ年回りになってしまったということなのかもしれません。
そう言うと暗澹たる気持ちになってしまいますが、繰り返しをいとおしむだけの余裕がほんの少しだけ出てきたかな、というのも事実です。余裕が諦めと同語ではないことを祈りつつ、今年の一枚にしておきます。
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コメント
ご紹介していただき、初めて聞きましたがいい曲ですね。
思い出の曲ってありますよね!
この曲を聴くとあの頃が蘇る..って曲
In The Lonely Hour を聴くと、ログを建て始めた頃のことが蘇るわけですね ♪ 素敵!!
投稿: 大喜楽姉 | 2014年12月13日 (土) 23時28分
大喜楽姉さん、コメントありがとうございます。
。
そうなんですよね。ちょっとほかの人とは違うツボに入っているという感じですね
ちょうど寒くなって、夏を懐かしむ季節なのかもしれません。。
投稿: サッシー | 2014年12月16日 (火) 23時32分