ライフライン問題-その3
いろいろと悩ましい那須での電力調達の方法ですが、Emiとの意見では、「ソーラー発電をダメ元(高確率)でもいいからやってみよう
」ということで限りなくGOに近い状態になっていました
。
「限りなく」というのは、検討してみてブレークスルーが見つからない可能性も、まだ残っているという意味です。
前回、那須の小屋で必要なスペックを整理したのですが、仕事に照らし合わせるとさながら「要件定義」というところでしょうか。
ということで、どんな構成にするのか検討するということが、これからの工程ということになります。「方式」と「構成」を検討するということなので、「基本設計」になるのかな。
仕事モードになっちゃうので、やっぱやめとこう
左の本は、「ぼけ那須」さんからお借りしている本ですが、そのほかにも参考のために買ったりして、なんだか気づかぬうちに本気で考えていたりします
●方式を考える(12Vにするか24Vにするか)
これの決定要素はあまりに多くて、いまだに結論が出ていないのですが、整理するとこんな感じです。
・LED照明の電球など、安価なものは12Vのものが多く出回っている
・USBデバイス(スマホ、タブレット)への給電/充電など、カー用品が使える12Vが利便性が高い
・200Wなど発電量の大きいソーラーパネルは24V向けに作られていることが多い。
(チャージコントローラーを介して、12Vで使用できないわけではない)
・100Wパネルなどは安価だが、必要量を設置するとなると非現実的なスペースが必要になる
・降圧ロスなどを考えると、24Vの方が効率がいい
・インバーターで昇圧して一般家電(100V)を使うことを中心とするなら、断然24Vの方が都合がいい
・36V以上の配線工事は電気工事士の資格がないとできない
(暗黙的に100V家電を中心にするのは不可能に近くなる。テーブルタップならOKだけど)
・浄化槽()が100V以外で駆動できるか、12Vで実績ありなら12V駆動
・当然のように、スモールスタートで始めるわけですが、24Vにしてしまうと、スケールアウトの度に高価なバッテリーが倍の量必要になるので、物理的(スペース)にも、価格的にもインパクトが大きい
●システム構成を考える
ということで、結論がまだ出ていないというところですが、現時点での想定システム構成は
200Wパネルをそこそこ高機能なMPPTチャージコントローラー(トライスターのTS-MPPT-45など)で12Vで使用するということ(案)です。
ただ、この構成には浄化槽(くどい)が12Vで駆動できるというのが前提なので、覆る可能性が残っています。。。
試算すると、200Wソーラーパネル:3万円強、チャージコントローラ:4-8万円、105Ahバッテリー1万円強、インバーター:5万円強
インバーターは後で買うとして、配線などのショートパーツも含めると、10万円強というところでしょうか
電気工事を業者に頼むと5万円以上かかるので、法外に高いというわけではないのですが、躊躇するには十分な額ですね
浄化槽がなければ(くどい)、もう少し安価なミニマム構成で行けると思うんですが・・・
いかんせん文系脳なので、細かい電気のこととなると面倒になって、検討が進まないということもあったりしますが・・・
うーん。悩ましい。
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